1166 ニンテンドー・イン・アメリカ ジェフ・ライアン
図書館より。早川書房。副題、世界を制した脅威の創造力。
アタリ、インテレビジョン、カセットビジョン、SG-1000、PCエンジン、様々なゲームプラットフォームが覇権をかけて戦い、消えていった。その中でしたたかな経営戦略と本質をとらえたゲームデザインで現在まで巨人であり続ける任天堂。ニンテンドー・オブ・アメリカの経営を中心に、英文らしい過剰な形容詞句で知られなかったマリオの活躍を描ききる。
「ドンキーコング」で愛されるキャラクターをあっさり登場させた任天堂に対し、アレックスキッド、オパオパと愛されるキャラをなかなか作ることができなかったセガがいじらしい。(この本にはないが新動物ミオが外れたのが悲しい)
ビデオゲーム黎明期、近くの駄菓子屋にリボルブレバーのゲームがあった。それ、「シェリフ」を作ったのが任天堂だったとは。
*社名セガは「サービス・ゲームズ」から来ている。
*ルイージという名前はレドモントの近くにあるイタリア料理店「マリオ&ルイージ」からとられたと言われている。
ファミコンに当時としては高機能な3色スプライトを使えるチップを選んだ慧眼に脱帽である。
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