1193 なぜ、残業はなくならないのか 常見陽平
図書館より。祥伝社文庫。
著者はリクルートで激務を続けていたがこれではいけないと思い直し、今では大学の先生として時間に余裕のある暮らしをしている。
テレビで長時間労働の話になると、すぐに「だらだら会議」や「お先に、と言えない雰囲気」を挙げるが、実はそんなものではないと主張する。帰りがけに「明日までにやっといて」、金曜日なのに「月曜日にプレゼンして」と相手の会社に言えてしまう慣習。外国では一つの職場に入ったら配置転換はない。しかし日本では研修のためにいろいろな業務を担当するから成長に時間がかかる。著者は「予約の取れない寿司屋」のように、一日の仕事量を決めてしまうスタイルを提言する。
また電通の高橋まつりさんの事件についても詳述されており、一読をお勧めしたい。
#戦略とは「何をやり、何をやらないのか」を選択することだ
#効率化は戦略ではない(マイケル・ポーター)
*トヨタ本社の会議室に入ったら、「この会議、何万円?」というポスターが貼ってあった。文房具置き場には、ペン、付箋などの価格が貼ってある。
#3ムダラリ(ムリ、ムラ、ムダ)
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