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1198 尊敬されない教師 諏訪哲二

 図書館より。KKベストセラーズ。

 『教師の本分』や『残念な教師』などのバッシングに対するアンチテーゼとして書かれたであろう本。しかしアンチの部分は読んでいて楽しいわけではない。途中から学校にかんする四つの力、「行政のちから」、「民間のちから」、「教員のちから」、「生徒のちから」のせめぎ合いが学校に何をもたらしたかを論じるようになってからが絶好調である。

#日本は教育論がいい加減なので、この二つのプロセスが混同して語られているのだ。人間の基礎をつくることと、その個が自分を開いて自己実現していくことは別である。

*日本で教師が尊敬されなくなったのは、「近代への離陸」が完成したからである。アフリカの学校で「将来何になりたい」と聞くと、「先生になりたい」「医者になりたい」と答えることが多い。

#「尊敬されない教師」が誕生したのは、教師がダメになったのではなく、市民社会レベルの人と人との関係(契約関係、商取引の関係)が学校に持ち込まれたからなのである。

#私ではない誰かが得をすることは許せないという気風は親たちから学校へ流れ込んできていた。

#子ども(生徒)の望むことと、教えなければならないことには差があるのが人間の必然である。

#下世話な話だが、教員の多くは成績のいい子より、性格のいい子のほうがずっと好きなのである。

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