1329 英語教育の危機 鳥飼玖美子
図書館より。ちくま新書。
英語指導を学んでいない小学校の先生に授業ができるのか。
大学で音声学は必須ではない。単位をとっていない中高の先生に発音指導ができるのか。
英語の授業は英語で行なうと言うが、それで英語力が向上する証拠はあるのか。
資質は教育で伸ばせるのか。
中学校で1,600から1,800語の語数は多すぎないか。
大学受験に外部試験を導入するが、試験の目的が違うがいいのか。学習指導要領に準拠していないがいいのか。
……2020年から施行される学習指導要領に対して「英語教育改悪はどうしようもない」と警鐘を鳴らす。
*ことばやコミュニケーションは単なる道具ではない。ことばというのは、人間の思考そのものであり、文化祖を支え文化に支えられ、個人のアイデンティティを形成するものである。
*TILT; Translation and Interpretation in Language Teaching
*単語の発音を知りたいときには、最近では電子辞書やインターネットで音声を確認できるが、発音記号を知っていると、単なる真似ではなく、どういう音かが正確にわかるので便利である。
ちなみに発音記号は学習指導要領では「指導することもできる」とされている。
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