1352 最高の生き方 ムーギー・キム
図書館より。KADOKAWA。副題、「あれ、私なんのためにはたらいてるんだっけ?」と思ったら読む。
結論は、おカネのためでもなく、誰かに認めてもらう(承認欲求)ためでもなく、自分の価値観(バリュー)のために生きなさい、となる。それでは本にならないので前半は動物をもじったいるいるキャラで笑わす。マウンティング・ゴリラ。テガラノドン。シェルフィッシュ。テリトリー・ドッグ。オラノウータン。社内ダチョウ倶楽部(聞いてないよ!と案を没にする)。
中間は霊長類学者、宗教学者、哲学者などに話を聞く。
文章はちょっと読点のタイミングが下手である。
イラストが愉快でマッチしている。
*類人猿から現生人類に進化するにつれて顔から毛が消えたのは、集団生活をする上で言語を持つ前は表情がコミュニケーションの有力ツールだったからではなかろうか。
*社会的複雑化にともない200万年前から脳は大きくなったが、直立二足歩行の結果産道が狭まったので、子供は極めて未熟な状態で生まれるようになった。
*エピステーメー; 知のフレームワーク
#幸福と幸福感は違う
*オキシトシンは対象に愛着を感じるように脳内で放出される化学物質で、子供が生まれるときや性行為の最中の、子宮頸部への刺激が大量の放出に繋がる。
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