1209 シウマイの丸かじり 東海林さだお
文春文庫。
久しくこのウェブログで紹介していなかったが、新型コロナで時間ができたので読み返す。深刻なときこそこういうばかばかしいものを読みたくなったのかもしれない。
第39弾。このシリーズには説明はいらないと思うので引用だけにする。
#つまり「ホーレン草のバター炒め」は一種の「バター宣言」なのだ。
#この料理にはバターが入っているということを、世間にあまねく公式に発表したいのだ。
#だから本当は、
#「ホーレン草のバターだぞ炒め」
#といってもいいくらいのものなのだ。
#おにぎりは最初気の毒なほど狼狽し、身の処し方に苦慮していたが、やがて覚悟を決めたのか悠揚迫らぬ態度となり、従容として湯の中に傾きつつ沈んでいく有様は、さながら戦艦武蔵を思わせるものがあった。
*(じゅん菜とりの美人のイラストに)実際はおばちゃんが多い
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 1546 超訳歴史書図鑑 監修・伊藤賀一(2023.03.17)
- 1545 村上春樹クロニクル BOOK1 2011-2016 小山鉄郎(2023.03.16)
- 1544 医薬品&ヘルスケア業界のしくみ 長尾剛司(2023.03.15)
- 1543 さらば東京タワー 東海林さだお(2023.03.14)
- 1542 ハーバード流世界標準の英語表現 左門新(2023.03.10)
コメント