1154 まんがで読破 痴人の愛 谷崎潤一郎

　図書館より。イースト・プレス。漫画、Teamバンミカス。

　十五歳の無垢なカフェ店員を自分の思うような女性に育て上げようとしたが、奔放でわがままな女性に手を焼きそれでも離れられない。女は自分の美貌が武器であることを知っている。
　書かれたのはきっと大正時代。地位向上を訴える女性も出てくるが、あくまでも女性は妻として家に嫁ぐという価値観の時代。このような物語をかくこと自体がセンセーションだったことであろう。

＃ぼくはナオミに惚れているのでどう言われても仕方ありません