ビルとテッドの時空旅行
Be excellent to each other.
土曜日、娘が同好会に行こうとしたが吹雪で電車が止まった。食事も摂らずに送る。さあ三時間どうしよう。事前知識なしでチケット購入。入ってみれば客は四人。ぜいたく。
ビル(アレックス・ウィンター)とテッド(キアヌ・リーヴス)は昔一発当てたバンドマン。しかし今は人気もなく、結婚式の余興でバグパイプやテルミンを鳴らして怒られるほどに落ちぶれた。でも娘たちはパパのことが大好き。そこへ未来人がやってきて「音楽で世界を一つに繋がないと世界が滅亡する」とのたまう。パパ二人は「未来の自分から曲をもらうのはパクリにならない」と電話ボックスで時空旅行。娘たちは時代も場所も違う音楽家たちをスカウトする。
というところまではわかったが設定がわからない。これは誰? なんでわかっているの? 音楽で世界を一つにするってどうやるの? 死神? 帰宅して調べるとこれは「ビルとテッド」シリーズの三作目。
ロボットがやられるあたりからこれはコメディとして楽しもうと思う(コメディです)。二人が声をそろえて台詞を言うところなんて、むしろコントだ。ビルが青いシャツ、テッドがピンクで、ビルの娘ティアが赤い服で、テッドの娘ビリーが青、というのが記号的でわかりやすい。お互いのパートナーの名前から娘を名付けているのだ。親子それぞれお互いを「B」「T」と呼び合っているのがほほえましい。
謝る、というシーンが何度も出てくる。「わるいと思ったら反省して謝りましょう」というメッセージなのかもしれない。
父親のために奮闘する二人の娘の一途さがいい。真っ直ぐで、行動力があり、配慮もできる。特にテッド(キアヌ)の娘ビリー(ブリジット・ランディペイン)の雰囲気がいい。
英語もわかりやすいので勉強にいいかも。やたらと"dude"が多いけれど(呼びかけの言葉)。"No way"に対して"Yes way"とあったが、本当に言うのかな。検索すると言葉遊びのようだ。Weblio辞書では用例として第一作『ビルとテッドの大冒険』が出てくる。
おすすめマークほい! ★★★
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