1190 やっぱり、このゴミは収集できません マシンガンズ滝沢秀一

　図書館より。白夜書房。副題、ゴミ清掃員がやばい現場で考えたこと。

　ゴミは捨てたらもう捨てた人の元には戻らない。だから収集する人のことを考えずに捨てる人が出てきてしまう。ゴミを通して人の心について考える好著。

＊たけしさんが野球やるから暇な芸人来いって、俺も誘われたんだよ。そんで俺は心のなかでなんで芸人が朝五時に起きて野球なんかやるんだよ、やってられっか、つって行かなかったんだよ。そしたらよ、その野球チームが後によ、たけし軍団になったんだよ。

＊毎回毎回同じ場所でホッピーのびんを可燃ごみに混ぜて出すやつがいるのよ。またホッピー君いたよーともうひとりの清掃員と冗談を言い合っているが、沸点の低い人ならホッピーくんの部屋の中に野犬十頭を解き放つと思う。

＃汚いからゴミ、キレイだからゴミじゃないということではなく、ゴミは、人がゴミだと思った瞬間にゴミとなることを知った。