1207 ザ・コーヒー・ブック dancyu
図書館より。プレジデント社。
コーヒーを知りたいと思ったらこの本が決定版。ミルは? 豆は? 焙煎とは? ネルドリップ? 冷たいコーヒー? おいしい珈琲店は? そんな疑問に全て答えてくれる。
*アメリカは中南米の国々と良好な関係を築くために、品質を問わずに大量の豆を買い取らなければならない事情を抱えていました。そこで、経済効率のいい浅煎りが選ばれ、”アメリカンコーヒー”として浸透していくのです。(ファーストウェーブ)
*その反動から、冷戦終結後には豆を深煎りにするダークローストムーブメントが起きました。これが「セカンドウェーブ」。
*スペシャルティコーヒーは深く煎ってしまうと豆の特性が薄まり、似通った味になってしまう。中煎りや中深煎りなど豆に合わせた焙煎をするようになり、抽出方法もハンドドリップに移行。(サードウェーブ)
コーノ式ではドリップは始めの三分の一しか使わないが、この本の指導者のオオヤミノルは違った意見を持つ。
#同系統の”汚れた味”でおいしいものを薄めると、味が締まって個性が見えてくるんです。僕らは”エッジが立つ”といい方をしますけど
#淹れていると、出がらしになった瞬間に甘い香りが消えていくから、鼻を最大限に活用すること。
「豆の種類より焙煎」「焙煎が一番大事」と、そうなると一般人にはなかなか手が出ない。
*追いコーヒー; アイスコーヒーを作るとき小さじ一杯分のコーヒーを残しておく。氷で冷やしたあと、残しておいたコーヒーを注ぐ。香水をまとわせるイメージ。
#イエメンは武力衝突、不安定な国内情勢のため、豆の入手自体が極めて難しい。
イエメンはモカコーヒー発祥の地。
*モカ 果実感 (モカマタリはイエメン産のモカのこと)
*キリマンジャロ 力強さ
*ブラジル 中庸
*コロンビア 多彩な味
*ブルーマウンテン バランス
*ハワイ・コナ 酸味
*マンデリン 独特 (インドネシア、スマトラ島)
*カフェオレ; フランス語で「コーヒー牛乳」。コーヒー+ホットミルク。
*カフェラテ; イタリア語で「コーヒー牛乳」。エスプレッソ+スチームドミルク。
*カプチーノ; エスプレッソ+スチームドミルク+フォームドミルク。
*マキアート; イタリア語で「しみ」。エスプレッソ+フォームドミルク。
初めて違いがわかった!
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