1201 釣りキチ三平 １２ 渓流釣り編 矢口高雄

　図書館より。講談社漫画文庫。

　５巻を読むはずなのに１２巻に跳んだ。矢口高雄先生が亡くなったからだ。追悼として借りられたのであろう。
　「石化け」「炭焼き小屋の名人」「恨み竿」など８編を収める。

　子供の頃読んで覚えている、「メッコ岩魚の怪」「イワナ大移植作戦」がうれしい。前者はあくまでも科学的に解明しようとする姿勢が開明的だ。後者は話も面白ければ登場人物も癖だらけだし、サバイバル術もためになる。今再読するとロックヒルダムを勝手に作ってしまうのがおかしい。昔は「フィルダム」の「フィ」なんておしゃれな発音はしなかったのだ。

＃どうでしょうおじいちゃん　オレのイマジネーションは‥!?
＃フフフ　イマジネーションだかマヨネーズだかわからんが‥

＃あんちゃんあせをふけよ　目からも出てるぜ‥‥
　三平の名台詞。これが子供の台詞か。

　「…」三点リーダではなく「‥」二点リーダなのだ。