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竜とそばかすの姫

 八月一日、映画の日。日曜日だから久しぶりの人混み。列に並んでいると後ろの女性二人組が「竜そば!」と盛り上がっている。竜の肉の入った蕎麦。

 絵は最高! インターネット世界「U」の具体化が素晴らしい。そんな見せ方があるのか。ベルの周りを金色の帯のように囲む文字列。まだ見たことのない表現を見せてくれる。たくさんの花が画面いっぱいに吹き抜けるところもいい。そうだ、予告編でこれを見て見に来ると決めたのだ。

 音楽もいい。「U」(ミレニアムパレードの曲)の高揚感(らららい、らららい)。ウッドベースが心地よい。弾いているのは誰だろう。帰宅してから自宅のPCで聞いてみたが、再現できない。いちおう2.1なのだが。これは映画館で聞くべき。

 物語の鍵もいい。竜を救うためには自分の正体をさらけ出さないといけない。そこまではいい。「アンベイル」という言葉が説明なしで出てきて(でも印象付けはする)だんだんとそれが何かわかっていくのがいい。

 でもね。(マイナス面は「続きを読む」に)

 常にわたわたするすずの顔芸と、マッドサイエンティストのべつやくヒロカのキャラがよかった。

おすすめマークほい! ★★★

 しのぶくんが「自分の顔を見せて歌う。それしかない」と言う。本当にそれしかないのか。
 すずがベルのお面をかぶって歌ってみせれば「あ、ベルだ」とわかってくれるのではないか。
 「それしかない」という思考停止は「あたまわるい」。

 ボスが小物。「親の言うことを聞け」といばる父親。花瓶をぶっとばしただけ。
 すずだって顔から血を出したのは物語的にショッキングだけれど、雨のなか父親に立ちはだかってあの家族の何が変わるのか。何食わぬ顔をして晩ごはんを食べるのではないか。

 思い出した、すずの演技もがっくり。泣く演技はよかったが冒頭の学校の窓から見下ろすシーンの棒読みはがっくり来た。

 カミシンとルカちゃんの告白シーンは「女の子が自分の顔を手で隠す」という昭和演技なのに駅構内のリアルな絵ばかり気になる。

 小さな子供を連れた家族連れが多かった。スマートフォンの(たぶんラインの)画面を一瞬だけ見せる演出は、子供には理解できなかったであろう。子供はこの映画を見て何を思うのだろう。「ベルかわいかったねー」以上のものがあればいいが。

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