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1285 学びの本質を解きほぐす 池田賢市

 図書館より。新泉社。

 著者の専門はフランスの教育、特に移民政策。子どもの権利条約という眼鏡で日本の教育を見るのだからまずは懐疑的なスタンスになる。
―わるいのは子どもではない、制度だ。
―教室で騒ぐ子どもにも、まず話を聞いてみよう。
―特別支援教育は「準ずる教育」だから本物の教育ではない。
 これらは感覚としてフィットしない。

 下に並べたのはフィットしたところ。

#「不登校問題とは、子どもたちが学校にいかなくなること自体の問題なのではない。なぜ子どもたちは学校にいかなくなるのか、その理由や原因を子どもの側に求めていることがもつ問題である。」

*このような(VUCA)「予測不可能な」社会に対応していくために必要なものを現時点でなぜ特定し、準備できるのだろうか。

#そもそも学校という公的機関が、なぜ企業にとっての有用性という側面から改革されなければならないのか、という疑問はまるでタブーであるかのようである。

*これ(PDCAサイクル)が、今日では学校評価などで盛んに用いられている。学校での教育を工場による製造過程に見立てていることがよくわかる。子どもたちは、学校で日々「生活」しているのであるから、この手法の適用がふさわしくないことは明らかである。

*芥川龍之介は『侏儒の言葉』の中の「修身」という項で、「道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。道徳の与える損害は完全なる良心の麻痺である。」と述べている。


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