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1301 教師が悩んだときに読む本 諸富祥彦・教師を支える会

 図書館より。図書文化。

 今の教師には四つの重荷があるとする。多忙感、子ども対応、保護者対応、管理職・同僚。特に4つ目が味方にならないのはつらい。
#「教師の敵は教師」「一番の敵は教師」「仲間の裏切りが私にとって一番つらい」
#「私達教員にとっての管理職の存在は、怨念か諦念の対象です。うらみつらみがわいてきて、そのうちあきらめに変わる。そういう存在なんです」

 著者はそんな教師を支える会を立ち上げ、「作戦参謀」として手を尽くしてきた。
 十人による「教師の手記」が生々しい。

#「自分の能力が低いのではない」「この学校と私の相性が悪いのだ」――そのように疑ってみる視点をもちましょう。

#精神科、精神神経科、メンタルクリニックは、一般に、不安や落ち込みなどの気分症状、幻聴や幻覚などの精神症状、眠れないあるいは寝すぎてしまうなどの睡眠症状など、心の症状をみる診療科です。いっぽう、心療内科は、心理的な要因で体の症状(頭痛や胃痛、過敏性腸症候群など)が現れる、いわゆる「心身症」をおもな対象とし、身体症状とこころの症状の両面から対応します。

*カウンセリングを学ぶということ
*1 常に少数者(弱者)の視点から、物事を見る。
*2 少数者の人が、援助希求(ヘルプシーキング)できる工夫をする。
*3 一対一で充分に耳を傾ける。
*4 待つだけでなく、打って出る。こちらからリレーションを積極的に作る。
*5 個と集団の両方の視点を持つ。

#野田俊作先生の『アドラー心理学 トーキングセミナー』(星雲社)
#「不適切な行動は、『原因』がありその結果であるとよく言われるが、アドラー心理学では『目的』論をとる」

*「“養護”教諭なんだから、特殊学級の子の面倒を見るのは当たり前だろう」
 昭和50年代。養護学校のあった時代。

*数息観(すそくかん); あぐらをかくか椅子に座る。背筋を伸ばす。手のひらを上に。肩の力を抜く。視線は45度に落とす。息を鼻から出して鼻で吸う。息を吐くときに「ひと~つ」と心のなかで数える。長く吐く、短く吸う。十まで数えたら一に戻る。

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