1296 教職の世界 伊藤成年
図書館より。東京図書出版。副題、子どもたちの未来のために。
教師を志す若者や若い教師に、教師であるとはどういうことか心構えを説く。また、全国学力学習状況調査で秋田県の小中学校は好成績を収めているが、その理由は何か、どんな歴史があったかも併せる。
#「教職調整額」(給料月額の4%)
どこまでが残業か区別し難い教員には一律4%が支給されている。
*小学校学指導要領前文では、「(略)持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる」と高らかに宣言している。
SDGがここに。
#世界で最初の「幼稚園」を設立し、「幼児教育の祖」といわれているフレーベルは、「親として、教師として、子どもをどう導けばいいのだろうか」との問いに、ただ、児童をよく観察すればよい。そうすれば、子ども自らその方法を教えるであろうと答えている。
#汝、何のためにそこに在りや
秋田高校第28代校長鈴木健次郎。
アンドレ・ブルトンの話もいい。物乞いの札には「私は目が見えません」と書いてある。お椀にコインはほとんど入っていない。ブルトン、新しい言葉を書いてやった。それからお椀にコインの雨が降り注いだ。物乞いは「何と書いてくださったのですか」と尋ねた。
「春はまもなくやってきます でも、私はそれを見ることはできません」
言葉は人の心を動かす、という話。
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