1320 この本の名は? レイモンド・M・スマリヤン
図書館より。日本評論社。訳・河辺治之。副題、嘘つきと正直者をめぐる不思議な論理パズル。
うそつき村と正直村という定番のパズルがある。それを拡張し、ただの記号でなくて「ドラキュラ」「トゥイードルディー(と~ダム)」「ポーシャの小箱(『ベニスの商人』より)」なんて味付けしてくれる。
例えば、真実だけ言う「騎士」、嘘だけ言う「悪漢」のほかにどちらを言うかわからない「平民」が登場する。
例えば、ある島の民はイエス・ノーと言う代わりに「バル」「ダ」と言うが、我々にはどちらがイエスでどちらがノーを表すかわからない。
正直、半分以上を理解せず字面だけ読んで読み飛ばした。
*レム、去年あんたの馬が腹痛を起こしたとき、何食わせた?
*ふすまと糖蜜だが
*(1週間後)レム、ふすまと糖蜜食わせたら、うちの馬は死んじまったぞ
*うちのもそうだった
#作曲家ロバート・シューマンは、作曲したある楽譜の冒頭に「できるだけ速く」と書いた。そして何小節かあとに「もっと速く」と書いた。
#永遠の幸福とハムサンド、どちらがいいだろうか。永遠の幸福のほうがよさそうに思えるが、実はそうでもない。永遠の幸福に勝てるものは何も無い。そして、何も無いよりもハムサンドのほうが確実によい。それゆえ、ハムサンドのほうが永遠の幸福よりよいことになる。
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