モンタナの目撃者
父親が巨悪の不正会計を暴いて殺された少年と、かつて自らの判断ミスで森林消防隊なのに人をみすみす死なせてしまった女性が、殺し屋二人に命を狙われる。上司にハッパをかけられ焦った殺し屋は森に火を点ける。炎と雷が二人を襲う。味方は人がいいだけののんきなシェリフだけ。絶体絶命。
あまり人が死ぬ話は見たくないのだが時間が丁度いいので入場。
お父さんは死を覚悟して息子を逃がす。殺し屋は偶然現場に出くわした女性にヘッドショットと無慈悲。
アンジェリーナ・ジョリーと少年(フィン・リトル)はほぼ丸腰で逃げるしかないのに、殺し屋二人(リーダー:エイダン・ギレン、若いの:パトリック・ホルト)は完璧な装備を持っている。この絶望感。殺し屋はサバイバル教室に辿り着くが、その先生は偶然にも警官(ジョン・バーンサル)の奥さん(メディナ・センゴア)で妊婦であった。もうこの辺から心臓がどきどきしっぱなしである。
殺し屋の振る舞いは次から次へと緊張感を高め続ける。アンジーはひたすらタフな女性を演じ続ける。目の前の少年を守るために。怪我をしても弱みを見せない。お父さんが少年を「バディ」と呼んでいたと聞くと、「私もそう呼んでいい?」と気遣う大人。
邦題はどうしたものか。だからといっていいアイデアは出ない。思いついた。『殺し屋バディ』 笑わせる。
だって主人公たちもバディだし、殺し屋二人もいいバディだ。警官と奥さんは最高のバディ。
エンディングで原題がアバンタイトルとして出る。これがぞくっとさせる。"Those who wish me dead"(私の死を願う人たち)と。
英語リスニングも兼ねたがあまりよくわからなかった。"figure out"(どこの台詞かはないしょ)と、「スキニーじゃなくスリムって言うのよ」はわかった。
途中で馬を愛でた伏線がわからない。「キャンプ教室で乗馬を習ったことがあったね」くらい言ったら伏線になったのに。
おすすめマークほい! ★★★★
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