1315 学校図書館はカラフルな学びの場 松田ユリ子
図書館より。ぺりかん社。なるにはBOOKS別館。
ロック好きでミュージシャンに手紙を出したり、DJやプロレスを企画したりと破天荒な活躍を見せる学校司書の物語。
お菓子を持ち寄ってカフェ、コーヒーを伝授、誕生日はウクレレで「ハッピーバースデー」、ボードゲーム、ロック雑誌づくり、けん玉、ヨーヨー、ハンドスピナー、ファッションショー、缶バッジづくり、ケーキと農家のシチュー、着物を着た和ロック……。生徒の誰かが「ヤリテー」と口走るところにアンテナを張り、隠れた特技を発表する機会を作る。
君が代・日の丸問題で学校と討論し、薬害エイズ事件では弁護士を招いて講演会を開くなどかなり左寄りなところもある。
自由な校風だなあ、と思って調べてみると神奈川県ではクリエイティブ・スクールとして中学校のとき成績不振だったり不登校だったりした生徒を内申書なしで入学させる高校がいくつかあるらしい。
#当時、軽音部の顧問はなかなかなり手がいないなか、司書さんは率先して顧問を引き受け、彼らの居場所が図書館でした。その中でひときわ人懐っこく「司書さーん」と話しかけていたのが、のちの「いきものがかり」のボーカル吉岡聖恵でした。
吉岡聖恵さんの海老名高校はクリエイティブ・スクールではない。この件はまた調べる必要がある。
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