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1341 映画光を追いかけて Official Guide Book ザメディアジョン

 図書館より。ザメディアジョン。
 監督と俳優五人のインタビュー。製作日記(プロダクションノート)。シナリオ。映画館では話を追うのに頭を使っていたが、こうやって止め絵になって改めて見ると、光と影が美しい。ぼかしも美しい。秋田が美しい。集合写真が美しい。

#柳葉さんも故郷の危機について、僕と同じ考えを持たれていました。映画が完成して予告編を見せた後、10秒ほど沈黙が流れました。「秋田だな……。」と何度か呟かれてましたが、その目は少し潤んでいるように見えました。

*(大半の撮影は2019年9月、追加撮影が2020年6月)その時の僕の顔が全然違うんです。映像で比べてみると違いがよくわかります。シャツの開きから見える首元の雰囲気もまったく違うので、体格も変わったと思います。
 主人公、中川翼。

#民謡はこれまで歌ったことがなく、絶対に歌えないと思ったんです。
 こちらも主演、長澤樹。民謡は先生に習って特訓をしたのだ(吹き替えではなかった)。

#あとは、真希の家のガソリンスタンドに様子を見に行くシーン。私は、とにかく役に立たない先生になりきろうと思っていました。解決も何もしてくれない先生に対して、生徒の冷たい視線や苛立ちが引き立てばいいなと。

#「ずっと秋田で退屈じゃない?」って聞いたら、「地元のお母さんたちが作ってくれるご飯がすごくおいしいし、温泉もいっぱい行けるし、部屋ではみんなで遊べるし、めちゃくちゃ楽しいです」って。楽屋では宿題してるし、なんか、そういう姿を見てたら泣けてきちゃって。
 生駒ちゃん。大人だ。

#僕は、方言を緩めるのに苦心しました。映画を見ている人に伝わらないといけないので、できるだけわかりやすい方言を心がけました。
 柳葉敏郎。

#ロケ用にお借りした田んぼの隣が、そろそろ稲刈りが始まる様子! ヤバい!
 そんな苦労もあったとは。ドローンで広く撮るから隣の田んぼの様子が変わると困るのだ。

#その歌は、心の奥の方に隠してある弱さを鷲掴みにし、目の前に突きつける、そんな容赦のなさがありました。
 湯木慧(ゆきあきら)の歌を成田洋一監督が評して。


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