1372 世界の国名地名うんちく大全 八幡和郎
図書館より。平凡社新書。
世界各国の地名のうんちくを徹底的に語り倒す。特に発音と翻訳にこだわりがあって面白い。「共和国」を意味する英語表記では同じなのに翻訳すると異なるとか。
#首都ベルンの語源は「熊」である。
ベルンとベア、似ている。
#「三つの都市」を意味するトリポリは英語で、アラビア語ではタラーブルスである。
#漁業資源が豊富で、日本もタコなどを輸入している。冷えても固くならず、大阪のたこ焼きやサラダには国産より好ましい。
モーリタニアのタコはうまい。
#首都スーバもあるビティレブ島がもっとも大きな島で、この島の名前を英国人が聞き違えてフィジーとなったらしい(今もフィジー語ではビティである)。
#半島の形がライオンに似ていることから、セラ(背)・デ・リオア(ライオン)と呼んだことに由来する。それを、スペイン語に翻訳するときに「セラ」を「山」という意味と勘違いしてシエラと呼び、それが英語名にもなったようだ。
#ジャック・カルティエという人がいて、1535年にセント・ローレンス川を遡って航行しているとき、インディアンになんという場所なのかを聞いたところ、「俺たちのカナダ(村)だ」といったという。
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