1384 マタギ列伝(上)[新装版] 矢口高雄
図書館より。中公文庫。
『マタギ』より前に描かれ、本人の意に反して連載をやめなければいけなかった幻の作品。『トップコミック』がどんな雑誌か知らないが、大人シーンが多めである(秋田書店だから推して知るべし)。
絵柄は若く松本零士寄りで、逆にクマの表情がかわいい。
『マタギ』では説明のなかった「音無し佐市」がそうなったわけがある。時系列で言うと、「音無し佐市」の話は動物愛護が進んだ時代には書けなくなった、ということだ。
また三四郎が鷹匠になり、この先の展開が気になる。
(たぶん)編集者による、登場人物紹介が喋りすぎ。「~となる。」なんて先のことを書いてはいけない。
#若旦那 小鍋はすぐに熱くなるといいますだ……… そんなに短気をおこしていいんですか
#野生がいったん野性に帰した場合ふたたび人手に戻るはずはない………
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