ウエスト・サイド・ストーリー
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スピルバーグの『ウエスト・サイド・ストーリー』を見てきました。「トゥナイト」のデュエットは綺麗だったし、「アメリカ」の群舞は楽しかった。それでも私はヤンキーしぐさがぜんぜん駄目(苦手)なのであまり感情が動かされなかった。見終わって客席を見たら見知らぬおじさんが大あくびをしていた。
まず、ヤンキーしぐさ(文化とか思考回路とは呼びたくない)が大嫌い。よそでやれ。
トニーはジェット団を抜けて気質としてやり直そうと誓ったはずなのに、それだけ重みのある人間に見えない。とっちゃん坊やの顔をしている。
団員はいきがっているわりにいざ逮捕されるとなると急におどおどする。
そんなわけで登場人物に感情移入できない。
カメラワークとか、光の使い方はさすが名監督。ベッドの板の穴から顔が見える演出は面白い。
スタンプカードで「六本見たから一本ただ」なのでいいことにしよう。
おすすめマークほい! ★★
リフもベルナルドも死んだ後、マリアとアニータのところに警部が聞き込みに来るが、二人はスペイン語で密談をし、警部から何度も「英語で話せ」と言われるシーンがある。「いとこ」は何かのカモフラージュであろう。しかしわからない。
だからアニータがドクのドラッグストアに単身乗り込んだとき、「マリアは死んだ」と嘘を付くのがわからない。そういう計画だったのか。自分が襲われたから腹いせに言ったのか。わからない。
スタッフロールの序盤、日が昇って影が動く微速度撮影は美しい。
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