1393 発達障害の子どもが元気になるやさしい言葉かけ 監修・宮尾益知
図書館より。河出書房新社。イラスト・横井智美。
ASDやADHDを持つ子供の保護者向けに、どんな言葉をかけたらいいかイラストでわかりやすく説明する。読み手はあくまでも研究者ではなく家族を対象とし、表現は易しく砕かれている。ほのぼのイラストともに、本全体に優しい雰囲気があふれている。
ちょっぴりABA(応用行動分析)の手法が採り入れられている。スーパーに行く前に、「走らなかったらチョコレートを買ってあげる」と約束する。走ったら買ってあげない。「ごほうび」を否定しない。
#学校と共通のルールを家庭でも設ける
よかれと思って「家ではご飯をゆっくり食べてもいいけど、学校では早く食べなきゃダメよ」と二つの基準を言うと混乱する。
#ASDの子どもの中には、洗面や歯磨きを痛いと感じたり、お風呂のお湯が本来の温度より熱く感じたり、ぬれたタオルの感触や衣服が肌に触れるのをいやがったりする場合があります。
#その場ですぐ叱る
#外出先で子どもが大声で騒いだとき、大勢の人がいる手前、つい「シーッ」とだけ言って、帰宅してから叱るというケースがよくあります。しかし、時間がたってから「お外で大声を出さないって約束したでしょ!」などと言っても、特性のある子どもは何のことをいわれているのか理解できない場合があります。
我慢は(こちらにも)よくない。
*(コロナ禍でお父さんが在宅になり)お母さんからすれば家にいるのだから少しは家のこともしてほしいと思うでしょう。しかしお父さんには「在宅勤務であっても休みではない」との思いがあるため、「仕事中に家のこともしてほしいとは何事だ!」となり、夫婦それぞれがストレスをためているケースが多く見られます。
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