ガンパウダー・ミルクシェイク
最初の感想は「何も考えなくていいドンパチ」。
帰宅してちょっと考えてツイッター。
ミシェル・ヨーの「なにかやりそうな達人の佇まい」とアダム・ナガイティスのチャラチャラ感がよかった。カレン・ギランは長身で好きなのだけれどもうちょっと表情が欲しい。英語が聞き取りやすいのもうれしい。地下カースタントとクライマックスのカタルシス。
私は男だから感じなかったのだ。これはフェミニズムの映画なのだ。女性が男性を、格闘技で、ガンアクションで、ガトリングガンで、斧と鎖で、圧倒する。女性視点。
男視点だったら、意味不明に女性がタンクトップ姿になり、優勢に戦いを進めていたのにトップスをはがされて胸があらわになり、形勢逆転される場面が盛り込まれるであろう。ポスターを見てわかる通り、出演する女性たちはみんな長袖だ。
本が『ジェーン・エア』『若草物語』、ヴァージニア・ウルフ、アガサ・クリスティ。
字幕にはなかったが『高慢と偏見』もあった。
これでわかるべきだよ! そもそもボスもフェミニストを名乗っていた(嘘つきはやられる)。
サム’(カレン・ギラン)が図書館に入るとき、黒ずくめで帽子を目深にかぶっているところが格好いい。『女囚さそり』のオマージュらしいが元ネタがわからない。
TOHOシネタウンのキャンペーンで、ふだん1,000マイレージのポップコーンが300マイレージでもらえた。帰りにもう一つ頼んで持って帰ればよかった。
おすすめマークほい! ★★★
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