1420 教養の力 斎藤兆史
図書館より。集英社新書。副題、東大駒場で学ぶこと。
今の日本の高等教育は「成功する研究に金を出そう」「文系は儲けにならない」と狂った方向に傾いている。学科名も「情報…」「総合…」「コミュニケーション…」と変わり、わかりやすい「英文科」「哲学科」が廃止されつつある。
それでも東大は最初の二年間で教養を養うことをやめていない。著者が信じるのはこの三冊だ。
『善の研究』 西田幾多郎
『三太郎の日記』 阿部次郎
『愛と認識の出発』 倉田百三
#生活環境の外観よりもはるかに目覚しい変化を遂げたのは、何と言っても情報伝達技術である。年配の人の多くは、この印象を共有してくれると思う。
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