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1424 先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています? 小林朋道

 図書館より。築地書館。副題、[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学。

 まえがきでは特技のイラストについて触れている。その結びが名文だ。
#新しい生活はいつの日からでも始めることができる。それぞれの暮らしのなかで、悩み、苦しみ、もがき、考え、自分だけの生きる意味をつかんで欲しい。

#認知考古学や脳科学などの研究により、ホモ・サピエンスは、本来、150人くらいの集団で生活する習性を持った霊長類であることが示されてきた。
 ダンバー数だ。

 コウモリは嗅覚が優れる種と、超音波の能力を高めるために嗅覚が弱い種がある。
 モモンガのお尻には目玉に見える模様があるが、フクロウが嫌がるかどうかは実験できなかった。
 カルガモのヒナが育つには親ときょうだいの存在が必要。

#「野生動物は、ヒトが子にさわると、ヒトのニオイが子に付着し、そんな子を親は拒否する」といった話が、動物に関する俗説の世界を未だに歩いているが、そんな現象はまったくない。実験が終わって子モモンガを母親のところに戻すと、母親は、何もなかったかのように子を受け取り、自分の体の近くに寄せる。

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