1436 人を追いつめる話し方心をラクにする話し方 ひきたよしあき
図書館より。日経BP。
著者は博報堂のスピーチライター。「太陽上司」と「北風上司」の二人の課長をモデルに、部下への話し方を説く。
自分で書いておいて「さすがです太陽上司」なんてほめてしまうのはご愛嬌。読後感がほんわかしているのが魅力であろう。
#実はこの「粒ぞろいより、粒違い」という言葉は、私が勤めていた博報堂で受け継がれてきた言葉なんです。「生活者発想」を標榜し、「生活」と寄り添う。そのために、多様性を認める。「粒違いの人材」がいることを歓迎しなくては、クリエーティブな仕事は絵に描いた餅で終わってしまうのです。
*ポポネポの法則; 否定的なことを言うときのテクニック。1ポジティブ、2ポジティブ、3ネガティブ、4ポジティブ。
#「何か、困っていないか?」
#口先で「大丈夫?」「大変だったね」とお見舞いの言葉を言うのでなく、相手の困っていることに行動で切り込む。励ます言葉を極力控えて、「今、困っていることを、手伝わせてくれ」という一点にフォーカスした動きをする。
#「なるほど」は「成る」と「程」を合わせたもので、「できる限り成り立っていること」から、成果を評価する言葉に変化してきました。
#評価するのですから、本来、目上の人が使う言葉。上から目線の「大名言葉」です。
ではどういうときに「なるほど」を使えばいいのかというと、感嘆詞として使うのである。
#「なるほど! そういうことだったのね!」
#「あなたのおかげで、これまで理解できなかったことが分かったよ」というメッセージを送ることになります。
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