太陽とボレロ
ツイッター。
『太陽とボレロ』を見てきた。ちょっとそれぞれのお話がばらばらかな、という印象。檀れいの美人パワーで押し切る。ボレロの演奏に泣かされた。バイオリン隊が必死の名演技。エンドロールではヒロインの母親役がなんとあの人でびっくり。
ツイート二つめ。
1)何だこの平たいトランペット? ロータリートランペットというらしい。
2)告白するなら伏線を張ってほしい。
3)「家族を大事にしなかった」の伏線は、**が**の家族だった、ですよね?
お話としては「あれ、そうなるの」というちぐはぐ展開。川で乱闘するシーンとか、噴水の向こうのベンチとか、いきなりの告白とか、「こういうのを入れておけば盛り上がるよね」という脚本がどうにもこうにも。
しかし音楽はすばらしい。イルミナートフィルハーモニーオーケストラの演奏に聞き惚れる。指揮者の西本智実さんの存在感よ。背筋が伸びる。指揮者の表情なんてふつうはわからない。こんな表情をしているのか。
ベートーベン交響曲第7番の華やかなこと。『銀河英雄伝説』アニメ版で、同盟軍が攻勢にあるときにかかる曲だ。スパルタニアンが目に浮かぶ。『のだめカンタービレ』で一般にも知られるようになったそうだが、私の娘は『響け! ユーフォニアム』派だったので知りませんでした。
ボレロは泣かされる。そうだよねえ、プロは涼しい顔で演奏するけれど、アマチュアが必死についていこうとするとそうなるよね。
悪役のハタナカさんが悪役ではなかったところにほっとする。
おすすめマークほい! ★★★
公式サイト|太陽とボレロ
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イオンシネマで千円で見ることができた。手順を忘れていたのでメモ。
1) イオンカード「ミニオンズ」を持っている。
2) AEON CARD 暮らしのマネーサイトにログイン。
3) 右上に表示されているカードをミニオンズに切り替える(複数持っているから)。
4) 左上の「三」のマークのメニューボタンを押す。
5) メニューを下にスクロールし、「イオンシネマ優待」を押す。
6) 「チケット購入」から購入する。
7) 購入番号(アルファベット二つに数字七桁だった)と暗証番号(電話番号)を控える。
8) 劇場に行く。
9) 映画を選ぶ。
10) 支払い方法の場面で、上の方に「ACチケット」というボタンがあるので押す。
11) 購入番号と暗証番号を入力する。
音楽はよかったのにお話が……と思ったわけはツイッターにこのように書いた。
楽団がなくなって悲しい、なんとかしよう、という愛着がないのが気になりました。河相我聞とマキタさんばかり敵役になって。お別れコンサートだって楽団はどうでもよくてマエストロと演奏できてうれしい(本物!って喜ぶ)だけ。リコさんが一方的に伝えるのもこの会社大丈夫か、と。
ふつうアマチュア楽団がなくなるなら「えーっ」の声も出るはず。「なんとかして存続の道を探そう!」となるはず。そこにはまったく触れずに尊大な次席指揮者の河相我聞を受け入れるかどうかという小さい問題にばかりかかりきりになるから、楽団解散への悲壮感がない。むしろマエストロと突然出会えて「写真撮らせて」と能天気。しかも解散コンサートなのに「選抜メンバー」だけが出演するってどういうこと。演奏を練習した俳優(十名くらい?)しか舞台に上げる余裕がない、というご都合主義に思える。ヨダさんがステージから落ちて怪我をして暗転までしたのに、一切その後に影響なし。
最初の野外デートでヒロインの演技力に「おおっと」となったけれど、そんなことは小さい。むしろかわいらしいので今後注目しよう。
映画だからドラマティック志向なのはわかるけれど、「話題も知らせずに日曜日にメンバー招集」→「話も聞かずにリコさんが一方的にすべてを通告」という流れも不自然だ。アマチュア楽団なのだからもっと全員の話し合いがあるはず。社長がそんなワンマンでは本職のファッションプラザだって従業員はやっていられないであろう。
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