1446 嫌いな教科を好きになる方法、教えてください! 新井リオ[ほか]
図書館より。河出書房新社、14歳の世渡り術。河出書房新社・編。
なぜ学ぶのか、どうしてその教科を学ぶのか。メリットを説く人もいる。ロマンを語る人もいる。体験を語る人もいる。
この手の本はどれだけの人を集められるかにかかっている。ニュースアンカーの池上彰、渋滞学の西成活裕、歴史家の本郷和人、気象予報士の森田正光など。
#中学の頃、教科書に北原白秋の「落葉松」が載っていた。クラスの少女が当てられて朗読していたのだが、それが実に見事で、目を閉じるとまるで周りの情景が高原の秋に変じたように思えた。(全卓樹、理論物理学者)
朗読した彼女ははそれを知らない。
#例えば、ダンゴムシは壁にぶつかると左右交互に曲がるという習性を持っている。この習性は交替制転向反応と呼ばれ、これによって天敵から逃れやすかったり、より遠くまで行けたりすると考えられている。私はダンゴムシに倣って、人生の壁にぶつかったときはとりあえず、右か左かに曲がることを意識している。駄目だったら次は反対に曲がって、それを繰り返し続ければ、最初より遠くに行けるのだと、その習性に納得したのだ。(篠原かおり、動物作家)
#君たちを甘やかそう甘やかそうと、「単語なんか覚えなくていい」「文法なんかやらなくていい」「もっと役に立つ英語に変えていこう」とか、優しい笑顔を無理に作ってニコニコ。そんなに甘やかされたら、かえって気持ち悪い。
#もし学校教育を「役に立つか、立たないか」の基準で考えれば、そのほとんどは「何の役にも立たない」「全く役になんか立たない」というのが真実なのだ。
#「英語の授業を4年も5年も受けたのに、英語がちっとも話せません」と嘆くのは、「音楽の授業を受けたのにミュージシャンになれない」「体育の授業にマジメに取り組んだのにアスリートになれない」というグチと同じことだ。」
三つ目はちょっと詭弁に聞こえる。
#漫画『異世界ヤンキー八王子』…異世界転生したヤンキーたちが工業高校で学んだ技術でチート夢想する作品。技術とヤンキー喧嘩術を駆使した異世界バトルがアツい!!!(ギャル電)
漫画も興味深いが、ギャル電という存在(女子二人のユニット)が気になることだろう(ギャル電の話も一本載っています)。しかもギャル電は「ポールダンスロボット」でへボコンに出場しているのだ。デイリーポータルとつながるとは。
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