1471 会社の「仕組み」を知っている人だけが上手くいく 楠木新
図書館より。大和書房。副題、入社3年目から絶対知るべき人事・評価・人間関係の基本。
日本の会社が従業員に求めているものはMBAなどの資格やスティーブ・ジョブスの才能ではない。会社の一員として周囲と調和して働くことができる心構え、メンバーシップだ、というのがその主張。
#成果主義が導入されて効果を収めるには、働く社員にかなりの自由が与えられていなければなりません。役職による上意下達的な組織において導入すれば、自分がコントロールできないことまで責任が問われることになりかねません。
#俳句の世界では、「深は新なり」という言葉があります。今まで取り組んできたことを深めることによって新たな道が開けることがあるという意味です。
このへんまではいいのだけれど。評価になるとこうだ。
*「取り替え可能な自分が求められる」「根回し、調整力」「配属は運」「上司の覚えがいい方がいい」
#「誰が評価をしてるのか」を考えることが、重要です。
ここで漫才を引き合いに出し、「M-1で意識すべきなのは、お客さんでも他のコンビでもなく、審査員だ。審査員の心を動かさないといけない、とアドバイスしたそうです」との言葉を引用する。このあたりでもう夢も希望もなくなってしまう。
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