« ドラゴンクエスト5 LV70 妖精の村・過去サンタローズ・ボブルの塔・ゲマ | トップページ | 1463 エナガの一生 文・松原卓二 絵・萩岩睦美 »

1462 O・ヘンリー ニューヨーク小説集 青山南+戸山翻訳農場

 図書館より。ちくま文庫。

 O・ヘンリーの小説は文学史に残る名作群だが、リライトしたものでないと独特の読みづらさがある。それはなぜか。その多くは「ニューヨーク・ワールド」という新聞の日曜版に連載され、新聞らしく当時起こった事件やニュースを挟み込んだり、名前は挙げないが読んだ人にはあれだなとわからせるような仕掛けがあったからだ、と思う。もちろん当時から百年以上が経ち、街の風景や人々の考え方(特に女性観)が変わってしまったことも大きい。

 O・ヘンリーがニューヨークにやって来たのは1902年で亡くなったのは1910年。その十年にも満たない時間にあまたの名作が書かれた。当時のニューヨークをまるで観光ガイドのように生き生きと紹介する。高架鉄道の駅や教会、公園の名前を特定するなど、探偵のような楽しみもある。特にメイシーズというデパートが(名前は出ないが)何度も登場する。上流階級が出歩く場で、ショップガールと呼ばれた女性店員にとっては、玉の輿に乗る場所なのだ。

 人気の「魔女のさしいれ」に始まり、「ハーレムの悲劇」に笑う。最高傑作は「あさましい恋人」だ。この「あさましい恋人」も解説が必要だけれど。

 戸山翻訳農場はO・ヘンリの作品すべてを翻訳しようというプロジェクトのようです。

 ところで以下のオチ(ツイスト・エンディングというそうだ)がわからなかったのは読解力不足か。「天窓の部屋」「すべてが備えつけの部屋」「マディソン・スクエア千夜一夜物語」
【付記】「天窓」は名前が同じだってだけ?

|

« ドラゴンクエスト5 LV70 妖精の村・過去サンタローズ・ボブルの塔・ゲマ | トップページ | 1463 エナガの一生 文・松原卓二 絵・萩岩睦美 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ドラゴンクエスト5 LV70 妖精の村・過去サンタローズ・ボブルの塔・ゲマ | トップページ | 1463 エナガの一生 文・松原卓二 絵・萩岩睦美 »