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1468 漢字の使い分け図鑑 円満字二郎

 図書館より。講談社。副題、マンガでわかる。

 会う、合う、逢う、遭うなどの同訓異字を印象的なイラストとともに解説する。
 一読して感じたのはその大らかさ。「迷ったらかな書き」「迷ったら好きな方」を書けばいい漢字が多い。

*【陰】は見えないことに重点があり、【影】は見えることにポイントがあります。

#「ワニ皮の財布/ワニ革の財布」のように元々毛がない「かわ」の場合は、どちらを使ってもかまいません。

 「利く」か「効く」か。
#おおざっぱに言って「利用できる」に置き換えられる場合には【利】を、「効果がある」に置き換えられる場合は【効】を用いると考えるのが、わかりやすいでしょう。

#「指差す」は、意味の上では【指】を使うべきですが、同じ漢字が重なるのを避けて【差】を書くのが一般的です。
 これに得心がいった! 「指指す」はたしかに見たら驚く。

#【尋】は、もともとは「左」と「右」を組み合わせて作られた漢字で、「工」「口」が含まれているのはその名残です。左右の手を広げて良さを知ろうとするところから、“問いかける”という意味になったと考えられています。

*たとえば一ヶ月休みが取れたとしたら、何をしたい?; もし仮に、という仮定を表す場合
 ああ、その使い方は知らなかった。

#【脇】は「わき腹」を中心に「わきの下」までを指し【腋】は「わきの下」をピンポイントで指します。

 漫画はすどうまさゆき(twitter)。その名前は表紙や奥付にもない。もう少しねぎらってもいいと思う。

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