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1481 手塚治虫からの伝言 ロボットと暮らす世界 手塚治虫

 図書館より。童心社。監修・中野晴行。

 「U-18は知っていた(ブラック・ジャック)」「偉大なるゼオ」「光線銃ジャック」「2から2を消せば2」「植物人間の巻(鉄腕アトム)」「はるかなる星」「ダリとの再会」を収める。

 手塚治虫の代表作と言えば明るい子供漫画『鉄腕アトム』だが、ここに収められた作品はシニカルな読後感を残す。

#気がついたら、人間が地上からいなくなるかも、というラストは怖いですね。このアイディアは1970年の万国博覧会で手塚がプロデュースしたパビリオン「フジパンロボット館」にも使われました。ロボットたちが音楽を奏でたり、歌いおどる楽しいパビリオンを見学して出口にたどり着くと、「これまでに見てきたのは人間が滅んだあとの未来の地球の姿です」というメッセージが……。

 「ダリとの再会」は1982年に描かれたものだが、AIと人間との交流が熱い。またこの頃の絵柄の泣き顔はぐっとくる。

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