1475 世界が驚く日本のすごい科学と技術 左巻健男・編著
図書館より。笠間書院。副題、日本人なら知っておきたい。
あとがきの編集者の執筆依頼がすべてである。
#日本の科学技術力がここ三〇年で大きく衰退している今だからこそ、日本のすごい文化と技術を再考し、将来を担う子どもたちの指針となるような企画です。
縄文時代から現代まで、時間に沿って科学の偉人伝が語られる。
#漬物の基本である塩漬について考えてみましょう。一般の腐敗菌は五㌫職員水で繁殖が抑えられ、一五から二〇パーセント溶液では繁殖しません。
なるほど、燻製を作るソミュール液はそのくらいでいいのか。
*グルタミン酸ナトリウムが含まれた食事をとった後、一過性の頭痛や胸焼け、手足のしびれ、だるさなどが生じるとして騒がれたことがあります。「中華料理店症候群」と名づけられました。追試の結果、グルタミン酸ナトリウムが原因ということは科学的に明確に否定されています、
*アルマイト加工は、日本人の発明です。一九二〇年代に理化学研究所で研究・開発されました。アルミニウムにプラスの電極を付けてシュウ酸水溶液や硝酸に漬けて電気分解を行い、表面に自然にできる酸化被膜よりもずっと厚い被膜を付け、さらに水蒸気で加熱処理したものです。
一円玉は酸化皮膜に覆われていて、これ以上錆びない。
#電卓戦争の当時、ほぼ最初期に参入したビジコンは、米国インテルと共同で4004という世界初の4ビットワンチップマイクロプロセッサを作りました。しかし、ビジコンは小さなベンチャー企業でした。当時、半導体は国の統制下にあり、ビジコンは大手メーカーと結託した通産省の嫌がらせによって部品供給を絶たれて脱落し、倒産してしまいます。
#LED電球では1つの青色LEDで黄色の蛍光体を発光させて白色を作るシングルチップ法が使われています。
#二回目の着陸が試みられ、ゆっくりと着陸し、サンプラーホーン内の弾丸を発射しました。
ダウト。はやぶさはプロジェクタイル(弾丸)発射の通信を受け取ったが、何らかの理由でそれは発射されなかった。
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