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1488 その話、諸説あります ナショナルジオグラフィック編

 図書館より。日経ナショナルジオグラフィック社。

 モナリザのモデルは? ケネディ大統領を暗殺したのは誰? 邪馬台国はどこにあった? ジャック・ザ・リッパーの正体は? 明智光秀はなぜ本能寺の変を起こしたの? モズはなぜ早贄をするの? そんな疑問に一切答えない一冊。あくまでも諸説を均等に扱い、結論は出さない。「わからないから調べるのですよ」とナショジオが諭しているかのようだ。

#光秀は京や堺の名物を集めて家康をもてなしたが、その中に光秀の出身地であった琵琶湖の魚があった。海の魚に比べると、淡水魚には独特の匂いがある。それを見とがめた信長が、家康の面前で「こんな臭い魚を出すとは、どういうつもりだ!」と光秀を罵倒したという。
 これは新しい視点。尾張の信長、三河の家康は淡水魚は食べたことがないだろう。

#酸化鉄の一種である赤鉄鉱(赤色酸化鉄)の粉末、いわゆる赤さびから作られた鉄が、最初だったという説がある。
#インドのベンガラ地方から来たことから、この名前で呼ばれている。
#約1万7000年前のものであるフランス南西部のラスコー洞窟やスペイン北部のアルタミラ洞窟の赤色壁画はベンガラで描かれているし、日本でもベンガラで彩色した縄文土器が発掘されている。

#膨張の勢いが弱まれば、宇宙にある恒星やガスなどの質量が生む重力によって、今度は反対に宇宙が縮み始めると考えられている。そのような宇宙の未来は、「ビッグクランチ(Big Crunch)」と呼ばれている。クランチとは「かみ砕く」という意味だ。
 いやたしかに辞書の第一義はそうだ。ジーニアスだと「…をポリポリ[ガリガリ]かむ;…をパリッと(踏み)つぶす[砕く],かみ砕く(down, up)(略)」とある。ただし今回は「腹筋=圧縮」「縮む」「危機」の方の意味ではないのか。

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