1496 高学年児童こそ「叱らない」指導! 若松俊介
図書館より。学陽書房。
128ページの薄い本で、フォントも大きい。しかし一読したあとは深く考えさせられる。
冒頭は「叱らない指導」について語っているのだが、その本質は児童に考えさせることである。それがいつの間にか「聴く」「諭す」から一緒に考えることにシフトしていく。最後には「叱る・叱らない」を超越して「自分がどうしたいか」を突き詰めるようになる。有ると無いを超えて「空」の思想に至った仏教のようだ。
#あなたはあなたの言葉からできるんだよ
#・話題を見つける
#・考えを比べる
#・疑問を大事にする
#こういったことを子どもたちが大事にできるようになると、学び合いが充実します。
#教育者の金森俊朗さんの言葉に「キャッチャーであれ」というものがあります。
#私は、「子どもたちの真の成長を支えるために何ができるか」「子どもが生きる学校を作るために何ができるか」という問いを持っています。すごく抽象的な問いですよね。
#「真の成長とは何か」「支えるとは何か」「子どもが生きるとは何か」とさらに細分化していくことができます。こうした、正解のない問いを考え続けることによって、自分の軸が生まれます。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 1549 決定版極める愉しむ珈琲事典 サザコーヒー鈴木太郎 総監修(2023.03.24)
- 1548 新型コロナの大誤解 西村秀一(2023.03.23)
- 1547 人間関係に役立つ傾聴 古宮昇(2023.03.22)
- 1546 超訳歴史書図鑑 監修・伊藤賀一(2023.03.17)
- 1545 村上春樹クロニクル BOOK1 2011-2016 小山鉄郎(2023.03.16)
コメント