1506 レジより愛をこめて~レジノ星子~ 曽根富美子
図書館より。講談社ワイドKCモーニング。星子はスタコと読む。
五十台の漫画家兼イラストレーターが生活のためにスーパーのレジ係を始めた。仕事は覚えられずミスばかり、それでも温かいお客様と同僚に支えられて元気にレジに立つ。そもそもこんなに漫画が上手い人がなぜ副業をしなければいけないのだ(レジの仕事には価値がある)。
チェッカーレジとキャッシャーレジの違い。スキャン速度は棒グラフになって張り出される(短い方がよい)。ビール券はビール(など)が一本でも入っていれば他の物の買い物に使える。作者と同じく、ビールしか買えないと思っていた。
客に「レジノさんの品の詰め方って違うのよねえ」と不満を持たれる。それでも「またぜひ私のレジに並んでくださいませ」と言える心の強さよ。
#ミスはあるものなの! どんな場合でもお客様にはまず心からおわびを申し上げるのよ それがお客様のプライドを守ることにもなるの お客様のお買い物は生活の赤裸々な一部分でもあるわ
#わあっこんなにキレーイに詰めてくれてレジ袋にいれるのがもったいないわぁ~ って言われるのが最高の喜びなの…っっ
スキャン速度を誇る先輩。
検索すると社会派の作家のよう。油絵をする人のようなので、一度だけある巻頭カラーはカラーで再現してほしかった。
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