1511 トコトンやさしい自動運転の本第2版 クライソン トロンチャムナイ
図書館より。日刊工業新聞社B&Tブックス、今日からモノ知りシリーズ。
自動運転のレベルから、AEBS(衝突回避ブレーキ)、ACC(追従クルーズ)、LKAS(レーンキープ)など現在実用化されている技術、認知判断、ヒューマン・インターフェースなど様々な技術を紹介する。
単眼カメラでどうやって距離を計るのか。例えばナンバープレートに注目する。
#見つかった車両の下部に注目して縦横比が約2の長方形を探し出し、見つかった長方形の中にいくつかの数字や文字が書かれているかどうかを確認します。適切な位置や数字や文字を確認できればこの長方形がナンバープレートであると推測できます。ナンバープレートは大きさが決められているのでその画面の大きさから車間距離を推定できます。
ほかにも、標識をどうやって認識をしているのか。ミリ波レーダーとは何か、SLAMとは何か、ダイクストラ法とは何か、カタログ的に紹介する。
#ミリ波は周波数が30Ghzから300GHzまでの電波で、雨や霧などを通過でき、金属で強く反射される性質があります。
*SLAM; 正確な地図がなくても制御結果を使って地図を修正する考え方。ロボット掃除機が持つ機能。
*ダイクストラ法; 最短経路検索アルゴリズムのひとつ。
しかしこの本の内容は高度で、紹介はするが理解されることは求めていないのではないか。詳しくはもっと調べてね、という感じが否めない。
#2018年1月には自動運転技術を旅館の運営に応用してスリッパや座布団などの備品が自動で定位置に戻っていく技術を公開しました。
ドラえもんの世界だ。
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