1534 花がないのに花見かな 東海林さだお
文春文庫82番。表紙はロダンの考える人風にしゃがんでいるしかめ面のおじさん。
対談「女探偵の極意」が白眉。探偵ファイルの「女探偵ナオミ」とは彼女のことだ。
ショージ君はインタビュアーとしても名手である。「浮気調査の依頼はやっぱり女性からが多いですか?」「妻とは思い詰め度が違うね」「離婚を考えてるから、物的証拠をつかんで武器の一つにしたいのかな」「そういう男には復讐したいね。何が一番効きますか」と的確なコメントで話を引き出す。
#ハンガーは豊富!
「ニッポン自炊旅行」より。何もない旅館だがハンガーはあるという着眼点。(旅館になにもないわけでなくて、そういう半自炊コースが用意されている)
群馬は万座温泉豊国館ですき焼き、タコぶつ、マグロぶつを食べた。
#樹海が自殺スポットとして有名になったのは、松本清張さんの『波の塔』という小説がきっかけだとか。
(対談 樹海で死ねたら)
#だって、動物の世界で浮気がいけないなんてルールは、絶対にありえないですもの。むしろ、やれるときにやらないと自分の遺伝子のコピーが残らない。いけないなんてルールがあるのは人間だけで。
こういうことを言うのはもちろん、「対談 草食男子、許すまじ!」の竹内久美子。
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