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1525 「好き」を伝える写真の教科書 武井宏員

 図書館より。KADOKAWA。副題、撮り方の基本からSNS発信まで。

 まず様々なモデルの写真が目を引く。顔が見えなかったり、物憂げな表情だったり、ボケていたり、なにかが違う。抽象的な写真もある。花だとわからないくらいぼかした写真。巧妙に色を調整された桜。ステンドグラス越しのよくわからない風景。寝そべっているシーンも多い。
 コンセプトアートとは。たとえば、モデルにプールに飛び込んでもらってカメラマンも水中から撮る。モデルを鏡に写し、紙吹雪を散らせる。ノイズも散らす。

 気に入ったのはp.60の「逆光で儚げな雰囲気を演出しよう」。横顔がうつむいて対角線構図になっている。「目のピントを少し外」してエモーショナルにしている。
#目線を上にすると希望の感情を、下にすると優しさを表現できます。

レンブラントライトとは人物の鼻筋に対し、ライトを斜め45度の角度で上方から当てることで、影になる顔半分の頬辺りに三角形のハイライトを作るライティング。

#コントラストが強いので、クールな印象を受けてしまいます。
#作例では、コントラストを弱めることで優しい雰囲気を演出できました。
 逆光で顔に黒い影ができている顔が、自然な色になっている。

 驚いたことに、巻末には33人のモデルの名前とアットマークで始まる文字列がある。ツイッターのアカウントであろう。「#撮影モデル」などで検索すると、世の中には撮られたい人が多いことがわかる。

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