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1551 先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません! 小林朋道

 図書館より。築地書館。副題、鳥取環境大学の森の人間動物行動学。

 先生シリーズも17巻。「はじめに」が重い。
*でも「人生」の終わりには、これらの自我意識(自分は○✕している、など)はなくなるだろう。
#でもじっくり思索したとき、死はそんなに怖いものなのだろうか。
#たとえば、五歳のころの(とてもかわいかったにちがいない)小林少年は、今、どこにいる?/どこにもいない。もういないのだ。
#死は怖いけれど恐ろしくはない。死は、変化し続けていく自然現象の一点にすぎないのだ。

#それは上半身(というか頭部+胸)が茶色で、下半身が白色のノウサギだった。
 ノウサギの毛の色は頭から変わっていく。

#Okくんは(悪い意味に取られると本意ではないのだが)“死体”に目がない。
#「死体に目がない」というのは、「外傷などによって、死体の目の部分が欠損している」という意味ではなく、(Okくんが)死体が大好きだ、という意味である。
 どきっとするが、Okくんは動物のロードキル対策を研究しているのだ。

#俗に言われるように、ヒトのニオイがついたら親は子育てをやめる、などということはいっさいない。いろいろな(哺乳類を含む)動物を飼育してきたが、そんな俗説を体験したことは一度もない。
 何度も主張している。

*レック; 集団求婚場。
#レックは、鳥類で知られている現象であるが、私の目には、スナガニたちの集まりが、このレックのように思えたのだ。

 ペガサスヤギことクルミの死が悲しい。これは前書きに連なるのであろう。
#荷台に用意していたシートを敷き、四人が体を抱えてクルミを小屋から出入り口まで運び荷台に載せた。
#その間、起こったことを私は一生忘れないと思う。
#四頭のヤギたちが、小屋の前に立ち並び、大きく低い声で鳴いたのだ。
#「みんな、わかってるんだ」………そんな言葉が自然に口をついて出てきた。胸いっぱいにわき上がった思いがそんな言葉になったのだ。

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