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2092 ハーバード流「聞く」技術 パトリック・ハーラン

 図書館より。角川新書。

 ハーバード大を卒業し、日本で芸人として活躍する自分の体験を小出しにしながら、「聞く」技術のあれこれを紹介する。

*アマゾンのピザ2枚ルール; ピザ2枚分にあたる人数でしか会議は開かない。アメリカのピザは大きいので、実質8人程度。

#「だって」で論点をすり替えて言い訳をし、自分を正当化しようとすることは損なだけです。聞く耳をふさぎ、自分の欠点をねじまげて美化し、下手すると是正すべき点を逆に伸ばしてしまいます。
#こういった姿勢を英語で「get defensive」と言います。

#神様は傷ついてほしくなかったならば、人間に甲羅をくれたはずです。多少傷ついても「感じてほしいから」と、甲羅ではなく皮膚をくれたんではないでしょうか?

#成功したらやりたいことはなんですか (what if)

#国民の気持ちを代弁し、その場で共感を得たり盛り上げたりすれば良かったこれまでと違い、大臣の立場では問題に対して具体策を示さなくてはなりません。しかし、小泉さんから環境問題に対する具体的な方向性は示されていない。もしかすると、具体策を出さなくてもいい立場に慣れてしまって、ほとんど考えてこなかったのかもしれません
 言質を取られないために、「当たり前のことを言う」「同語反復」に徹していた彼。そういえば2025年現在では話題にもなりませんね。

#まるでバーゲンセールで一番に品物を手にした人が勝者に見えるように、最初に誰かが強い見解を示すと、反対意見も質問もないまま、それが出席者の総意になってしまう。そんな「言ったもん勝ち」がしばしば見受けられます。

#防災用語に「怖いのは〝消したつもり〟と〝消えたはず〟」というものがありましたが、コミュニケーションにおいては「〝わかったつもり〟と〝わかるはず〟」がもっとも怖いことなんです。

*「エトス」人格 「パトス」感情 「ロゴス」言葉
#「エトス」は、経歴や実績、人格といった「この人は信用に足る人だ」と相手に思わせる要素全般を指します。


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