2112 図解入門よくわかる最新全固体電池の基本と仕組み[第2版] 齋藤勝裕
図書館より。秀和システム。
普通の電池には液体が使われている。液漏れを起こし、寒冷地では凍結する。リチウムイオン電池は火事を引き起こす。そこで各国や各メーカーは液体を使わない全固体電池の開発を急いでいる。
アルカリ電池の中身はマンガンと亜鉛と炭素、そして水酸化ナトリウム水溶液を用いている。
#ただリチウムイオン二次電池で使われている金属のリチウムLiには、少々やっかいな性質があります。水と反応すると激しく発熱し、また同時に爆発性の気体である水素ガスH2を発生させ、その水素ガスが反応の熱で発火して爆発してしまうのです。
*初期のペースメーカーに使われていた水銀電池は5年間使用できるはずでしたが、実際に装填すると、わずか2~3年で消耗してしまったのです。この理由は患者の体温でした。一般に化学反応は、温度が10℃上昇するごとに、反応速度が2倍になります。このため、電池の自己放電も、体温の37℃では、室温時の約3倍に増加し、2~3年で容量が尽きてしまったのです。
*ゼロヒャク; クルマのレースで、停止状態から100km/hに到達するまでの時間。最新のEVは2秒台に突入している。
#温室効果ガスには、CO2(二酸化炭素)、CH4(メタン)、N2O(一酸化二窒素)、フロン類などがありますが、もっとも抑制すべきは全体の7~8割を占めるCO2です。
淡々と解説するのではなく、随所に、「こんな簡単な式、理解できるでしょう?」「日本すごい。もっとがんばれ」「中国のマスプロ恐ろしい」などとは言っていないが、本音が漏れているのがおかしい。
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