2118 さくらと介護とオニオカメ! 3 たかの歩
図書館より。マイクロマガジン社コミックエルモ。
熊本の病気は治っておらず、余命半年を宣告された。職場の和を乱す山波を追い出したと思ったら、その思想を受け継ぐ丸亀が熊本のせいで多忙になると責める。
病魔は急速に熊本を衰弱させていく。「あと3日」の宣告を受け、事務長と看護師長は無理やり転院させる。
そして敬老会に最後に現れたのは。
#気が付くと外は夕焼けに染まっていたがただひたすらリーダーのそばで回復を願っていた
#(でもその夕日を綺麗だと思った自分が少し嫌だった)
#19時――師長が着替えや食べ物などを持ってきてくれた 有り難かった
#(でも食べるという行為も違和感を覚えていた)
#19時半――病院の看護師が簡易ベッドを持ってきてくれた 隣のスペースが空いていたのでそこを使わせてもらった
#(でも眠る気は無かった 寝ちゃいけない気がした)
パーレン内はコマとコマの隙間の文言。モノローグに対する裏モノローグという表現。色が白黒反転なのがまた裏という感じがする。漫画が上手いぞこの作者。
熊本が弱っていく姿には涙を禁じ得ない。
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