« 恐山(7) =ココログ容量問題を経て= | トップページ | 週刊ポーシャ20250802・スナップ「202412献血クリスマスケーキ」 »

53 ドンナ・アンナ 島田雅彦

 新潮文庫。
 天才となんとかは紙一重というが、人間の狂気がよく描かれた快作。

 頭のいい人が勝手に走り始めるとこんなふうになってしまうのだなあ、妙に感心。また作者のオペラ知識にシャッポを脱ぐ。

 また清水良典氏の解説がすばらしい。著者の文体の魅力を項目別にわかりやすく説いている。

 他に「観光客」「聖アカヒト伝」「ある解剖学者の話」の3編を収める。


|

« 恐山(7) =ココログ容量問題を経て= | トップページ | 週刊ポーシャ20250802・スナップ「202412献血クリスマスケーキ」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 恐山(7) =ココログ容量問題を経て= | トップページ | 週刊ポーシャ20250802・スナップ「202412献血クリスマスケーキ」 »