53 ドンナ・アンナ 島田雅彦
新潮文庫。
天才となんとかは紙一重というが、人間の狂気がよく描かれた快作。
頭のいい人が勝手に走り始めるとこんなふうになってしまうのだなあ、妙に感心。また作者のオペラ知識にシャッポを脱ぐ。
また清水良典氏の解説がすばらしい。著者の文体の魅力を項目別にわかりやすく説いている。
他に「観光客」「聖アカヒト伝」「ある解剖学者の話」の3編を収める。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 158 コンピュータは名人を超えられるか 飯田弘之(2025.11.14)
- 157 フォークの歯はなぜ四本になったか ヘンリー・ペトロスキー(2025.11.13)
- 2145 子供が自然と集中する学習空間のつくり方 米田まりな(2025.11.13)
- 156 星空の400年 ホバート・シーリング ラース・リンドバーグ・クリステンセン(2025.11.12)
- 155 体が目覚めるストレッチメニュー 荒川裕志(2025.11.11)



コメント