111 カメハメハ大王 後藤明
図書館より。勉誠出版。副題、ハワイの神話と歴史。
カメハメハ大王だけでなく、まずハワイの神話からジェームズ・クックの来訪など歴史が語られる。コンパクトにだいたいの知識が得られる。
思ったのは領土欲にまみれた白人の狡猾さだ。無知につけ込んで冨を奪い、軍を進駐させ、主権を奪う。出会ったばかりのときは鉄を欲しがり、牛馬に驚き、女性も白人に接触したがりさえしたハワイ人の純朴さに驚く。
*カは人につく接頭辞で、メハメハは「さびしい」を意味する。
#アロハの原義は「憐愍の情」である。「オエ」は「汝」の意味である。「アロハ・オエ」は歴史から消え去ったハワイ王国とその人々に対する憐憫がベースにあるのである。この美しいが、どこかもの悲しい歌は、ハワイ王国の挽歌なのである。
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