104 寿限無のささやき 立川談四楼
図書館より。暮しの手帖社。
前三分一が自分史になっており、楽しい(後半も楽しいです)。談志が好きで弟子になったこと。鞄持ちでスナックに行ったら有名人ばかりだったこと。二つ目貧乏時代。なんと言っても三遊協会騒動、立川流独立のくだりがおかしい。当事者からの視点は新鮮である。
無駄を削ぎ取った文体も爽やかである。
古今亭右朝を悼んで。
#寄席文字を書いていて、年上で、よくご馳走してくれて、それが落語家になってオレの後輩になっちまったんだもんな、驚いたよ。ほら、あんたよく言ってたじゃないか、「落語は大衆芸能じゃない」って。あれどういう意味だ? 古典一筋で、売れるのを拒否してるようにも見えたけど、あの姿勢と何か関係があるのか? ……ダンマリかよ、何か言ってくれよ。
右朝師匠は生で見たことがある。本寸法(正統派ということです。使いたいスノッブ)の古典落語。寄席文字が上手で、志ん朝師匠の弟子だった。
上記の高田文夫さんのリンクはぜひ見てほしいです。貴重な写真。辛口の談志師匠の最高の絶賛。てけつを売る青学の円楽師匠。しっかり出てくる一之輔師匠。
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