107 ガラスの街 ポール・オースター
図書館より。新潮社。訳者はもちろん柴田元幸。
小説デビュー作ということで、巷間言われるように、デビュー作には作家のすべてが詰まっている。
ゴーストのような、無機質な筋立て。ムーンパレスなどで何度も繰り返される、消費と喪失。幻影の書に見られる、突然無情に放り出されるエンディング。
何度読んでも作者の知性に圧倒される。
ポール・オースターという人物が奥さんのシリとともに出てくるのがおもしろい。
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