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123 靴の事典 岸本孝

 図書館より。文園社。副題、下駄をはいた? 

 靴の歴史や世界の民族靴など、雑学本のように気楽に読める。特に歴史については詳しい。履き物の歴史には、開放的なサンダルと閉塞的な革袋のような靴の二つがあることがわかる。
 書き手が気楽になりすぎたが、自分から笑っているような文章が鼻につく。元新聞記者ということで、文章は上手で取材力もある。

#野口雨情の童謡『赤い靴』の詩には、モデルがありました。その女の子の名前は『きみちゃん』。きみちゃんは赤ん坊のとき、いろいろな事情でアメリカ人宣教師の養女に出されます。母、かよさんはきみちゃんがアメリカに行って幸せに暮らしていると信じて雨情にこのことを話し、この詩が生まれました。しかし、きみちゃんは病気のためにアメリカには行きませんでした。
*岩崎きみちゃんは父無し児のため預けられ、結核により9歳で亡くなった。


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