117 落語入門 渡邉寧久
図書館より。成美堂出版。
題名とポップなイラストから、手軽に作った本と思いきや、役不足(誤用でない)とも言える解説が濃い。
#(船徳は)言わずと知れた八代目桂文楽の十八番。「四万六千日、お暑い盛りでございます」の一言だけで、「盛夏の江戸」を浮かび上がらせるのは、まさに昭和の名人の真骨頂だ。
立川志の輔師のインタビュー、主な噺のあらすじ、その噺に関連する江戸の風俗、古今の名人たち、そして落語「名作百選」と余すところなく落語のよさを伝える本。上方落語にも逐一言及している。上方四天王や枝雀師も大きく紹介されている。
これはお勧めである。
付録は五代目志ん生師の「火炎太鼓」と「文七元結」のCD。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 158 コンピュータは名人を超えられるか 飯田弘之(2025.11.14)
- 157 フォークの歯はなぜ四本になったか ヘンリー・ペトロスキー(2025.11.13)
- 2145 子供が自然と集中する学習空間のつくり方 米田まりな(2025.11.13)
- 156 星空の400年 ホバート・シーリング ラース・リンドバーグ・クリステンセン(2025.11.12)
- 155 体が目覚めるストレッチメニュー 荒川裕志(2025.11.11)



コメント